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鉄道のこと(最終回) 鉄道・旅・ロマン

 鉄道博物館開館1周年記念企画の一つとして、浅田次郎さんのトークショー(テーマ:旅・鉄道・ロマン)が予定されてることを知って、やはり鉄道の魅力はそういうところにあるんだなあと思いました。 

 2008100401_2 単なる輸送手段としての役割だけでなく、旅ごころを呼び起こすものであるとともに、いろいろな別れや出会いの風景を演出するようです。

  若い頃に見た映画や小説、よく聴いた歌などにもそんなシーンが多かったように思います。

 映画では、ソフィアローレンとマルチェロマストロヤンニ主演の「ひまわり」のラストシーンのインパクトが大きかったですね。
 写真は、当時買ったサウンドトラックのLPです。ミラノ駅での二人の引き裂か2008100402_2れるような別れ。・・・そういう場面を演出できるのは鉄道しかないと思います。

 飛行機では味気ないし、車では絵にならないし切実感が出せない、船では間延びしてしまう。
 自分たちの意思に関わらず、運命が遠ざけていく、そこには鉄道が一番よく似合います。

 歌でも、「汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる」(なごり雪)とか、「やがて汽車は出て行き 一人残る私は ちぎれるほど手を振るあなたの目を見ていた」(別れの朝)・・・などいろいろありました。

 小説では、西村京太郎さんの鉄道ミステリーもたくさん出ていますが、自分としては、若い頃に読んだ小説の場面のほうがこころに残っています。2008100403

  いくつか挙げますと、「北の海」(井上靖)で、主人公の洪作少年が、金沢へ向かう列車から初めて琵琶湖を見て、言葉が出てこず、「ああ志賀の海」とつぶやく風景、同じく井上さんの「魔の季節」という小説に描かれた真冬の北海道の沿線の風景、「若い詩人の肖像」(伊藤整)の、小樽の蒸気機関車の見える風景などです。

 
 そう振り返ってみると、鉄道は青春の思いそのものなのかもしれません。

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コメント

鉄道シリーズ、知らないことも多く、楽しく拝見しました♪
特に、録り鉄flairは初めて知ることで、しかも驚きの世界で、すごいと思いましたshine
「ひまわり」、ちょうど今月、映画チャンネルで放送するので、見ようと思っていました。この記事を読んで、ますます見ようという気持ちを固めましたbud

農園ファンさん、コメントありがとうございます。
ネットで動画がいくらでも見られる今となっては、
録り鉄はちょっと古めかしく感じられますが、
当時はそれなりのファッションだったようでも
あります。

「ひまわり」はどうぞぜひじっくりご覧になって
下さい。いい映画だと思います。またご感想など
お寄せ下さい。

movie『ひまわり』見ました。
まだビデオの時代にレンタルで見たことがあり、
今回2回目でしたが細かいところは忘れていました。
おっしゃるとおり、とても効果的に鉄道が使われていました。
ラストのミラノ駅もインパクトがありましたし、
ロシアでついに再会した瞬間、ヒロインが汽車に飛び乗って去るシーンも強烈でしたtrain

『ひまわり』の感想ありがとうございます。
あのどうしようもない別れの場面は、鉄道
しかないと思います。
音楽もよかったですね。

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