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神西清氏訳のチェーホフ劇のこと

  1.  2008052401 チェーホフの四大劇と呼ばれる、『かもめ』 『ワーニャ伯父さん』 『三人姉妹』『桜の園』 は、ずいぶん昔から愛読されてきました。もう100年以上にもなります。

 チェーホフとの出会いは、大学3年になった頃、新潮文庫の神西清さん翻訳のものでした。それ以来ずっと読み続けてきましたが、正直なところ、ストーリー全体を味わうのではなく、いくつかの場面の名セリフをかみ締めていたという感じだったようです。

 私は神西さんの翻訳に最初から出会い、これが当たり前と思っていましたが、やはりその名訳はただ事ではなかったようです。
 
 昭和26年に訳出された『ワーニャ伯父さん』は、その翻訳により文部大臣賞を受賞しました。

 著名な劇作家であり小説家であった久保田万太郎さんは、このように絶賛されています。
 『いかほどその訳者が外国文学に精通していて、そして、語学的にそれが忠実なものであっても、それだけでは戯曲の翻訳は成り立たない。戯曲の翻訳を完全になしうるのは、まず、よき戯曲作家、もしくは、すぐれた演出家であらねばならぬ。・・・神西さん―わたしは、あなたが、この結論をだすために、身をもってこのことにあたって下すったことにお礼を言いたいと思います。戯曲の翻訳は、あなたによって、はっきり一線を画されました・・・・・・』
  
 

 20歳のころからずっと心に残っているセリフの一部を紹介します。

 『あなたは、いつ見ても黒い服ですね。どういうわけです?』
 『わが人生の喪服なの。あたし、不仕合せな女ですもの。』 
 
(「かもめ」第一幕)


 『あの音は・・・・・・風ね?ツルゲーネフにこういうところがあるわ。―「こんな晩に、うちの屋根の下にいる人は仕合せだ、暖かい片隅を持つ人は」 』
 (「かもめ」第四幕)


 『舞台に立つにしろ物を書くにしろ同じこと。わたしたちの仕事で大事なものは、名声とか光栄とか、わたしが空想していたものではなくって、実は忍耐力だということが、わたしにはわかったの、得心がいったの。おのれの十字架を負うすべを知り、ただ信ぜよ―だわ。わたしは信じているから、そうつらいこともないし、自分の使命を思うと、人生もこわくないわ』  
  (「かもめ」第四幕)

 『でも、仕方がないわ、生きていかなければ! ね、ワーニャ伯父さん、生きていきましょうよ。長い、果てし無いその日その日を、いつ明けるとも知れない夜また夜を、じっと生き通していきましょうね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あなたは一生涯、嬉しいことも楽しいことも、ついぞ知らずにいらしたのねえ。でも、もう少しよ、ワーニャ伯父さん、もう暫くの辛抱よ。・・・・・・やがて、息がつけるんだわ。・・・・・・ほっと息がつけるんだわ
  (「ワーニャ伯父さん」第四幕)

(続きます)

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