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2008年5月

健康診断

 2008053102 
  明日から6月なのに、なぜか寒い日々です。外は雨降り、気温13度のよう。寒がりなわたくしMAJIME中年は、真冬用のソックスをはき、フリースを着込み、完璧に真冬モードです。
(←)こちらは雨の中のブルーベリーです。

 宇和島在住の同級生のブログを見てると、ホテルの屋上ビヤガーデンに行ってきたとか。千葉と愛媛ではずいぶん季節も違うものです。

 20080531 ところで、この2週間くらい、いつになく病院とご縁がありました。
 今回の会社の健康診断で血圧が高いとのことで通院するよう指導を受けました。

  何かあった時に通っている近くのクリニックで、「以前は低血圧だったし、特に自覚症状もないんですけど・・・」と医師に言ったところ、「もう年とったということだよ。高血圧で自覚症状が出るときは、脳溢血か心筋梗塞だ。薬でちゃんとコントロールしないとダメだ」 と冷たく言い放たれてしまい、そうかとやっと自覚し、降圧剤を毎日服用することになりました。

 そういう時には何かと続くもので、左手の痺れや握力の低下などが出てきて、畑仕事のやりすぎという気もしたのですが、念のためということで脳のCTとMRI検査などを受けてきました。

 検査結果は、ありがたいことに異常なしだったので、ほっと一安心でしたが(やはり畑仕事のし過ぎとの説が有力です)、年齢を自覚し、マジメに年齢相応の暮らしをしていかねば・・・と珍しく殊勝な気持ちになりました。

畑の近況

 2008052601 畑は毎週作業と写真撮影をしてはいたのですが、ちょっと紹介できる段階ではないな・・・と遠慮をしていました。

 このところの気温のせいか成長が著しく、畑はこの写真のとおりとなっています。1月19日のブログ「家庭菜園始めます」の土しか見えない畑(あの時の写真手前の青々としているのはお隣の畑です)に比べると様変わりですね

2008052602 何度目かのキヌサヤ、ブロッコリー、そして初めて掘ったジャガイモで す。ジャガイモは枝がかなり伸びて倒れていたので3株ほど収穫したのですが、オーナーのおばあさんから、もったいない、葉が枯れるまでおいておけば、もっと増えるのに・・・と言われてしまいました。
 まああんまり多くても困るので、少しずつ収穫して行くことにします。

神西清さんの作品のこと

 
2008052509  何回かにわたって書いてきた、神西清さん関連の最終回です。

 神西さんは、チェーホフやプーシキンなどのロシア文学の翻訳で有名ですが、実はもともとは詩人であり、作家であったようで、その深い知性の蓄えが、あのような流麗な訳文を編み出していったのだなとあらためて思いました。

 絶版になってしまってますが、昭和51年に中公文庫から『灰色の眼の女』という神西さんの短編集が出ています。
 この文庫の巻末の解説を三島由紀夫さんが書いていました。あの三島さんが・・・ととてもびっくりしました。そして書かれた内容は、実に好意的な解説だなあと感心したものです。

 『この異常な遅筆も、凝り性や美的潔癖のためばかりでなく、ひとつには氏の古今東西にわたる厖大な教養の消極的あらわれでもあったらしいことは、残された氏の蔵書の量の大きさ、質の高さ、範囲の広さから推し量られるところである。』

 神西さんの翻訳されたロシア文学・戯曲や、井上靖さんの小説などから、美しい日本語、美しい会話文など、長年自分が影響を受け続けてきたことを5回にわたってご紹介しました。大変初歩的でマイナーな話ではありますが、どこかで書き残しておきたかったことです。

 若手作家やケータイ小説の軽やかな文章も否定はしませんが、やはり芸術的な格調高い文章は、文学の欠かせない要素であり魅力であると思います。 

岩松了氏翻訳・演出のチェーホフ劇のこと

 2008052501 チェーホフの戯曲や小説はロシア文学の中で一番好きでしたが、チェーホフの芝居を見に行くという機会には恵まれないままでした。

 学生のころキャンパスで少し顔を合わせたことのある1学年下の岩松了さんが、役者と劇作家になられ、日本のチェーホフと言われているのを知って、下北沢の本多劇場へ「水の戯れ」に見に行ったりしたのは、ちょうど10年位前のことでした。

 それから少し経って、岩松さんが、チェーホフの「かもめ」を自ら翻訳も手がけて上演すると知った時には、わざわざ訳までやらないで神西清さんの翻訳でいいのに・・・と思ったりもしました。

 ちょうどそんな時に、ロシア語同時通訳で著名な米原万里さんが、岩松さんのチェーホフ劇翻訳という無謀な挑戦への驚きをどこかの雑誌に率直に書かれていたのを目にし、余計にその上演は気になるところでした。 ロシア語学科で同じ学年だったお二人だけに、その実力のほどは十分理解し合っておられたでしょうから。

 シアターコクーンで1999年10月に上演された、岩松さんの手になる『かもめ』は、やっぱり本で読むのとはかなり違う感動がありました。
 文字から想像する舞台と実際の舞台とはかなり違っていたし、文字で受け止めていたセリフと役者が発するそれとは微妙に異なる新鮮な響きを感じました。
 
 そして、どこか気になっていた岩松さんの翻訳には全く違和感は無く、正直ほっとしたものです2008052502

 その2年後、同じ場所で、同じく岩松さん翻訳・演出の『三人姉妹』が上演されました。さすがにこの時は、翻訳のことは気にしないで岩松チェーホフの世界に浸ることができました。

 
 一昨年の12月に岩松さんとお会いする機会があり、今回のチェーホフ劇の翻訳のことを申し上げたところ、翻訳するにあたって神西清さんの訳本は相当意識していたと言うニュアンスのお話を聞き、神西さんの名訳の偉大さを改めて感じたことを思い出します。  (続く)

(チェーホフ関連はもうちょっと続きます)

神西清氏訳のチェーホフ劇のこと

  1.  2008052401 チェーホフの四大劇と呼ばれる、『かもめ』 『ワーニャ伯父さん』 『三人姉妹』『桜の園』 は、ずいぶん昔から愛読されてきました。もう100年以上にもなります。

 チェーホフとの出会いは、大学3年になった頃、新潮文庫の神西清さん翻訳のものでした。それ以来ずっと読み続けてきましたが、正直なところ、ストーリー全体を味わうのではなく、いくつかの場面の名セリフをかみ締めていたという感じだったようです。

 私は神西さんの翻訳に最初から出会い、これが当たり前と思っていましたが、やはりその名訳はただ事ではなかったようです。
 
 昭和26年に訳出された『ワーニャ伯父さん』は、その翻訳により文部大臣賞を受賞しました。

 著名な劇作家であり小説家であった久保田万太郎さんは、このように絶賛されています。
 『いかほどその訳者が外国文学に精通していて、そして、語学的にそれが忠実なものであっても、それだけでは戯曲の翻訳は成り立たない。戯曲の翻訳を完全になしうるのは、まず、よき戯曲作家、もしくは、すぐれた演出家であらねばならぬ。・・・神西さん―わたしは、あなたが、この結論をだすために、身をもってこのことにあたって下すったことにお礼を言いたいと思います。戯曲の翻訳は、あなたによって、はっきり一線を画されました・・・・・・』
  
 

 20歳のころからずっと心に残っているセリフの一部を紹介します。

 『あなたは、いつ見ても黒い服ですね。どういうわけです?』
 『わが人生の喪服なの。あたし、不仕合せな女ですもの。』 
 
(「かもめ」第一幕)


 『あの音は・・・・・・風ね?ツルゲーネフにこういうところがあるわ。―「こんな晩に、うちの屋根の下にいる人は仕合せだ、暖かい片隅を持つ人は」 』
 (「かもめ」第四幕)


 『舞台に立つにしろ物を書くにしろ同じこと。わたしたちの仕事で大事なものは、名声とか光栄とか、わたしが空想していたものではなくって、実は忍耐力だということが、わたしにはわかったの、得心がいったの。おのれの十字架を負うすべを知り、ただ信ぜよ―だわ。わたしは信じているから、そうつらいこともないし、自分の使命を思うと、人生もこわくないわ』  
  (「かもめ」第四幕)

 『でも、仕方がないわ、生きていかなければ! ね、ワーニャ伯父さん、生きていきましょうよ。長い、果てし無いその日その日を、いつ明けるとも知れない夜また夜を、じっと生き通していきましょうね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あなたは一生涯、嬉しいことも楽しいことも、ついぞ知らずにいらしたのねえ。でも、もう少しよ、ワーニャ伯父さん、もう暫くの辛抱よ。・・・・・・やがて、息がつけるんだわ。・・・・・・ほっと息がつけるんだわ
  (「ワーニャ伯父さん」第四幕)

(続きます)

神西清さんの井上作品解説のこと

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 神西清さんの解説が巻末に掲載されている『ある偽作家の生涯』(新潮文庫)は昭和26年に書かれ、昭和31年に新潮文庫の初版が発行されているので、神西さんはそのあたりの年にこの解説を書かれたものと思います。 (この文庫は残念ながら絶版です)

 「井上靖氏の小説作品は、戦後の荒廃しきったわが国の情操の世界に吹き入った、さわやかな一陣の微風であった。それは人びとが、みずから意識することすら忘れていたある渇きを、おもいがけず癒やしたのである。・・・・氏の作風を奥で支えているものは、ある静かな古風さとあえて呼んでも差し支えない美質であると思われる・・・」

 

 「氏の作品は、流れはするが流されない。その読後の印象は、清冽ではあるがどこか冷たい。冷たくはあるが、どこかに叙情のぬくもりがある。・・・」

 すぐれた翻訳家であるとと同時に、自ら詩人であり、作家でもあった神西さんの、この研ぎ澄まされた解説は、いろんな文芸評論家の井上作品解説に引用されていて、何度もその引用に出会って読み返したものです。(続きます)

井上靖氏と翻訳家神西清氏とのこと

  井上靖さんの小説のことをいろいろブログに書いたこともあって、昭和25年から33年頃に書かれた井上さんの恋愛小説をずっと読み返していました。

 読み始めた昭和40年代半ば頃には、角川文庫、新潮文庫などで井上作品は何十冊も出ていたのですが、最近そのほとんどが絶版になってEpson037しまっています。ずっと保管して茶色くなった文庫本にカバーをつけて、通勤途中に読んでいました。

 『その人の名は言えない』 という小説は、昭和25年に、氏が初めて手がけた新聞小説なのですが、主人公の女性のちょっと古風な会話の端々から、チェーホフの四大ドラマである「三人姉妹」や「かもめ」の感動の場面が浮かんできました。もちろん、チェーホフは神西清さん訳の新潮文庫です。

  (正直なところ、同じチェーホフでもI文庫などから出ている神西さん以外の訳のものは、訳者が違うとこうもイメージが変わってしまうのかと驚くほどの違いを感じています)

 井上靖氏と、ロシア文学翻訳家神西清氏の接点・・・何かあるんじゃないか、ふとそんな印象を抱いたのですが、やはりこれがあったのですね。

 新潮文庫から出ている『ある偽作家の生涯』 という井上作品の中で、神西清さんが解説を書いておられました。
 この神西清さんの井上靖評は秀逸で、その後の井上文学評論の基調をなしているように感じます。
   (続きます)

雨の日のアジサイ

  20080504
連休明けは、もう夏かと思うような暑さでしたが、日に日に天候も崩れ気温も下がってきました。ここ千葉では、昨日に続き今日も雨が降っています。気温も12度、フリースを着込んで過ごしていますが、人間はともかく、先週植えつけた野菜の苗が心配ですね。

 この季節の雨でほっとするのが、アジサイの花が美しくなること。一雨ごとに花の色合いが変わり、夏が近付いていくのを感じるいい季節です。

 さて、よく見に行くサイトのことは、このブログで以前にご紹介しましたが、俄然パワーアップされブログを日々更新される方や、きれいな写真をいっぱい紹介してくれる方など、拝見していて力をもらう感じです。

 左側の「よく見に行くサイト」の一番上に記載しました「こだわりの石けん屋」というブログは、宇和島市でリサイクル石鹸をずっと作り続けてきた八坂石鹸オーナーの日々の思いを綴ったもので、先月下旬にスタートしました。
 同級生ということもありますが、毎日感心しながらこだわりの世界を教わっています。

連休4日目

2008050600  この4連休は晴れるという天気予報だったのですが、どうも曇り空や雨模様のぱっとしない天気が続きました。そして最終日の今日は、久々にすかっと晴れました。

 早速デジカメ持って、近場を散歩してきました。もちろん最初はマイ畑です。一昨日植えつけたナス、ピーマンなどもこの天候のおかげでしっかり植わっておりました。 
 ジャガイモの花を期待しているのですが、葉だけ大きくなって花の気配はありません。上の写2008050601真のような感じです。

  さて、家の近くの小さな畑で、麦の穂(←)を見つけました。子供の頃はどこにもあったのですが、久しくお目にかかってないので、思わず一枚撮影しました。懐かしい姿です。

 2008050604

2008050602

歩いて10分くらいのところに畑が広がっています。やはり、農業というとこれくらいの規模になるんですね。ニンジンとキャベツ畑、さすがです。

 

  2008050603
 そして以前に紹介した桜並木は、こんな新緑に変わっています。

米原万里さんの小説のこと

2008050403  「今月の角川文庫編集長」の森絵都さんが選んだ6冊の中に、米原万里さんの小説『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』が入っていました。

  米原さんは、ロシア語同時通訳の第一人者として活躍され、エッセイも数多く出しておられましたが、小説はこれが最初の作品だと思います。

 お父上の仕事の関係で小学校3年から5年間プラハで家族で過ごされ、その頃のソ連を頂点とする当時の社会主義国側寄りの体験をベースにした、実話的でスリリングな小説でした。
 
 そして、この時代やこの社会への彼女の知識や思いの集大成的な作品として、『オリガモリソブナの反語法』という長編を通じて、スターリン時代のソ連の実態の一面を、豊富な資料も駆使し、実にあからさまにそして丁寧に描き切りました。

 学生時代に同じキャンパスで、20歳の頃をいくらか存じ上げてる米原さんが、こういう形でさまざまに自己表現し、それらが注目され評価されているのはとても嬉しいことですが、一昨年の早すぎる死はまことに残念なことでした。       まもなく三回忌を迎えます。

角川文庫創刊60周年記念企画のこと

2008050401  今回は、先日本屋さんで見つけた、角川文庫のことを書きます。(私、MAJIME中年はその関係者ではありませんので、これは宣伝ページではありません、念のため)

 文庫創刊60周年にあたり、月がわりで作家の方が今月の編集長となって、おすすめの本を紹介するという企画です。

 初回の編集長は、森絵都さんでした。
 
 初めておとなたちの世界を描いた『いつかパラソルの下で』でこの作家に出会い、その後キャッチコピーに魅かれて購入した『風に舞い上がるビニールシート』では、自分の感覚にぴったりはまるところがあり、直木賞を受賞すればいいな、と思っていたらしっかり受賞されたといった経緯もあり、注目している作家でした。

 そんな森絵都さんの選ぶ本は、なかなか渋いですね。まず井上靖さんの、ごく初期の短編3点を収めた『愛』。
 極めて地味ながら、きらっと光る一冊で、井上さんの中で好きな作品の一つでしたが、しっかり注目されていて嬉しくなりました。
 半世紀以上前の作品ですが、古くて永遠に新しい愛の断面が凝縮されていると思います。
 森さんは、「3編ともちょっと捻ったような愛で、だからリアリティがある」と書いておられました。

 この60周年記念企画は、ずっと注目していきたいと思っています。

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