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井上靖氏の小説のこと(5) 『星と祭』

S20080223hoshitomatsuri  大学3年の終わり頃に出会った「星と祭」は、何度も図書館で借りて読み返しました。昭和48年の初めの頃です。

 この小説は、昭和46年から翌年にかけて朝日新聞に連載されたもので、それまで読んだ井上さんの小説とは趣が異なり、琵琶湖の突風で長女を失った父親がヒマラヤに登り、満月を眺めながら亡き娘と対話を重ねたり、琵琶湖周辺に祀られている十一面観音像を訪ねたりするという、あまり明るいストーリーの小説ではなかったのですが、当時どこか肩に力が入り、どこかこだわっている自分のこころにすっと入ってきて、ずいぶん慰められたものでした。

 大切なものを自分の手の届かないところで失ってしまった喪失感を、どう納得させていくかというテーマに対して、「星」 すなわち運命だと悟ること、「祭」 すなわち諦めきれずに祈り続けることという対照的なこころの納め方を、琵琶湖と観音像のある風景、ヒマラヤの素朴で悠久の自然の風景の中に描き切った、とてもすばらしい作品だと思っています。

 ヒマラヤへはとても足を伸ばせず写真で見るだけですが、琵琶湖には何度も足を運び、就職先にも選ぼうかと真面目に考えたくらいでした。

 貧乏学生にはとても高価な本のように感じて、図書館で何度も借りて読み返していましたが、やはりこの本は手元に置かねば・・・と考えて買ってしまいました。
 その後、文庫本でも全集ものでも買いましたが、やはり『星と祭』は、青紫色の箱に入ったこの写真の単行本が一番ですね。
 ちなみにこれは初版本で、定価1200円でした。
  (井上さんシリーズはもう少し続きます)

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コメント

仏像好きが先で、星と祭も二十代前半で読みました。私の星と祭は、青の文庫です。
井上靖も好きで何冊か読んでます。最近読み返してみようと思いましたが、昔の文庫は字が小さくkindoleで買いました。登場する仏像の写真を確認しながら読み進めましたが、
鶏足寺の十一面観音のくだりで、見た瞬間石道寺の十一面観音に似ていると思った。
と出てくるのですが、私も石道寺のものは見て鶏足寺は見ていない間、ずっと同じ工房で作られたと勝手に思っていた期間がありました。鶏足寺の十一面観音を見てみたら、まるで違うものと思いました。なので、井上さんこの部分を実物を両方みる前に書いたのではないかと思いました。確か新聞小説だったと思い、いつ書かれたのだろうと思って「星と祭 新聞小説」で検索してこちらのブログ読ませていただきました。井上靖は昭和46年から47年に石道寺も鶏足寺も見たそうです。新聞小説が掲載されていた年ですよね。今更確かめようもありませんし、主観の相違かもしれません。いろいろと想像が膨らみまして、コメントさせていただきました。ひさしぶりの星と祭は良かったです。色々と読み返してみようと思いました。

yumiko様
ずいぶん昔の記事を読んでくださり、ありがとうございます。
私もさすがに文庫本の小さい文字にはついていけず、もっぱらkindleで
読んでいます。
私の場合、『星と祭』は、ストーリーそのものや琵琶湖沿岸の風景のほうが
主だったものですから、恥ずかしながら十一面観音像は渡岸寺だけしか
拝観しておらず、的確なコメントはお返しできず申し訳ありません。

ただ、yumikoさんがお気にとめておられる石道寺と鶏足寺の観音像を実際に
井上靖さんが見てから書いたかどうかについては、平凡社から昭和48年
に刊行された『十一面観音像』の中で井上さんが昭和46年から47年にかけて
湖北を見てまわった時の感想も細やかに書いておられ、鶏足寺についての
小説の中での記載は下巻のかなり終わりのほうなので、私は作者の率直な
感想を小説の中で綴ったのだろうという気がしております。
いずれにしましても、井上さんの作品を愛読いただいている方が大勢いらっしゃる
ことをうれしく思っております。

MAJIME中年さんこんばんは。

私もブログをやっていますが、今後のお手本になるようなブログがないかと探していて、このサイトに当たりつきました。とてもやさしい文体で好感が持てます。私のブログは始めてまだ1年です。

井上靖の「星と祭」に関するお話を、本日読ませていただきました。私も井上靖の作品が大好きで、私が運営するサイトにもそういったコーナーを設けているくらいです。でも私が「星と祭」を読んだのは、50歳をとうに過ぎてから。MAJIME中年さんは随分若い頃に読まれたのですね。井上靖の作品の中で、私は歴史物・時代物・西域物を主に読みましたが、この「星と祭」は私が読んだ数少ない現代小説です。

愛娘を失った悲しみから中々立ち直れない父親が、ヒマラヤ登山を通して「永劫」という言葉に触れ、遂にすべてを許すことができるようになったというくだりに、なにか神秘的な印象を感じながら読んだことを覚えています。

これからもブログ続けて下さいね。ちょくちょく訪問させていただきます。

またえもん様
ご訪問いただきありがとうございます。
ブログを始めて10年経ちました。
66歳になった今もフルタイムで事務の仕事をしておりまして、通勤に
往復3時間以上かかっていることもあり、ブログ更新を怠りがちになって
しまっております。細々ながら継続してまいりますので、どうぞ以前の
掲載記事も含めよろしくお付き合い下さい。
井上靖氏の小説を読み始めて50年近くになりますが、またえもん様の
ホームページを今回拝読し、再度じっくり井上作品を読まねばとの思いを
新たにしました。
飛騨高山の四季折々の美しい風景や、いろいろな音楽のことなど、これから
楽しみに読ませていただきたく思います。
よろしくお願いします。

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